金利とは。利子のことです。
同意語ですので、どちらを使ってもいいかと思います。
反意語としては「利息」「利回り」という言葉があります。
借りている側から見れば、「金利」であり「利子」であり、貸している側から見れば「利息」ということになります。
「利息」と「利子」が対で、「利回り」と「金利」が対でしょうか。
さて、金利には2種類ありまして、「単利」と「複利」があります。
単利とは元本(元金、元のお金)に対して金利がつく利息です。
複利とは元本についた利息を足したものに金利がつく利息です。
ややこしいですね。
例えた方が分かりやすいかと。
元本100万円で年利(年間の利息)5%としましょう。
1年後の利息は単利では
100万円×5%=5万円
複利でも
100万円×5%=5万円
どちらも同じですが、2年目以降が違ってきます。
単利は元本を返済しない限り、毎年5万円の利息ですが、複利では
1年目 100万円×5%=5万円
2年目 (100万円+5万円)×5%=52,500円
3年目 (100万円+5万円+52,500円)×5%=55,125円
とどんどん利息が大きくなります。
これを公式にしてみますと
a:元本(元金)、b:将来価値、r:利率(利息)、n:期間
b=a(1+r)n
すみません。乗数が書けないので解説します。nはn乗になります。
この公式に単純に数値を入力すれば、求めている値は計算できます。
ざっくり年利5%で複利だと10年後は162.8895%になります。
10万円だと162,889円
100万円だと1,628,895円になります。
利息として考えると怖いですよね。
しかし、これが運用利回りとしたらどうでしょう。
いい運用だと思いませんか?
そんなうまい話なんてあるわけない。と思われるかもしれませんが、実はあるのです。
先日お話した、積立NISAがそれです。
ドルコスト平均法で大きくは儲けられませんが、投資信託で年5%の運用は結構ありますし、積立NISAの場合、分配金はそのまま投資に回せます。つまり複利運用です。
ただし、投資は浮き沈みは必ずあります。
単純に上の計算通りに行くとは限りません。自己責任の世界です。
あくまでも自己責任で運用・投資は行ってくださいね。
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